〜社寺建築☆美の追求〜 大岡實の設計手法  大岡實建築研究所
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法安寺 本堂(神奈川県横浜市)
笠間山(りゅうけんざん)智光院と号し、もと鎌倉光明寺の末寺で浄土宗の寺院である。大正12年の関東大震災では明治11年建立の本堂を残して全壊したという。その後昭和49年5月に大岡實建築研究所の設計により、現在の本堂が新築落慶している。
当時の住職が大岡實の名声を聞きつけ、設計の依頼をしたという。

平面及び立面図

宝形造(ほうぎょうづくり)の屋根の曲線が美しい

側面立面図

断面図

斉藤一平氏撮影

斉藤一平氏撮影

法安寺本堂は、施工を眞光寺(しんこうじ)本堂以来のつながりを持つ社寺建築工務所が担当しており、眞光寺本堂・法蔵院本堂でもそうであったように、鉄筋コンクリート造の中にどんな形で木造をコラボレーションできるかを工夫した結果として垂木(たるき)木負(きおい)茅負(かやおい)は木造となっているようだ。(ただし、小屋組・軒先の屋根はここでは鉄筋コンクリート造となっている)

断面図拡大

小屋伏図

斉藤一平氏撮影

斉藤一平氏撮影

斗拱(ときょう)舟肘木(ふなひじき)となっている/柱や肘木は大面取(おおめんと)りとなっておりスマートさを出している

年月 西歴 工事名 所在地 工事期間 助手 構造設計 施工 構造種別
昭和45 1970 法安寺 本堂 神奈川県横浜市 戸塚区 昭和45〜47 松浦弘二 意匠設計共 松本構造設計 社寺建築工務所 RC造

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